秋葉原通り魔殺傷事件
7人の命を奪った東京・秋葉原の無差別殺傷事件。発生から丸2日たった10日も、事件現場に設けられた献花台には、被害者の友人、知人らが献花に訪れた。突然、大切な人を失ったショック…。悲嘆に暮れ、そして犯人に憤った。
‥ 小学校で同級生だったという女性は、献花台に花を添えた後、その場に泣き崩れた。
‥ 「犯人に憤りを感じる。死刑にしてやりたい」と激しい口調で、凶行に及んだ加藤智大容疑者(25)を非難した。
‥ 事件当時、現場に居合わせた人たちも、心の傷は癒えない。東京都渋谷区の会社員、八木洋一郎さん(26)は「今でも思い出すと怖い。亡くなった人たちのことを思うと、ずっと心が痛かった。だから手を合わせに来ました」と、静かに話した。
○<秋葉原通り魔>「本当に申し訳ありません」 容疑者両親、謝罪 母は崩れ落ちる
父は深く頭を下げ、母は泣き崩れた--。秋葉原7人殺害事件で、加藤智大容疑者(25)の両親が10日夜、青森市の実家前で事件後初めて記者会見。父親(49)は「息子が重大な事件を犯し、亡くなられた方、そしてけがをした方、本当に申し訳ありませんでした」と謝罪した。
‥ 父親は「社会に与えた不安もかなりあったと思っております。本当に申し訳なく思います」と頭を下げた。そして「本日警視庁の事情聴取が終了しました。皆様にお答えできる内容はかなり難しいと思いますが、おわびだけ申し上げます」と毅然とした表情で述べた。
‥ 記者団から「事件を防げなかったのか」などの質問が出たが、父親は「捜査の関係もあり、この場ではお答えできない」。社会的責任を問われると「謝っても謝っても償いきれません。まだ心の整理もついていない」と三度頭を下げた。加藤容疑者については「(取り調べに)正直に述べてくれればと思います」と、原因解明を捜査に託し、約5分で終了した。
両親や兄弟など家族親族は、親戚も含めて大変だろうなあ。親父さんは何とか平静を保ちながら喋ってたが、手が震えてるオバサンの方は泣き崩れた。両親の顔を見せないで流していたが、親父さんの方は棒読み的に、ちょっと無機質に近いような、感情の籠もらない話し方で、逆に印象を悪くしてマイナスに働くのではないか、と心配されるような謝罪だったが、あれが精一杯だったのだろう。
この先、家族・親族は本当に大変だろうと思う。今は生きた心地がしないだろう。死にたいくらいに悩んでいるだろう。家族や親族などに取っては、とんだ災難に見舞われたようなものだ。
見るからに普通の家庭である。何処にでもある、ごく一般的な 家庭で、特別、変わった教育をして来た訳でもないだろう。家屋もちゃんとした一戸建ての住宅で、そんなに貧乏した家でもなかったろう。これは親のせいではない。個人の問題だ。親の教育方針が家庭の在り様が、殺人マシンの如き怪物を作り上げたのではなく、犯人の個性だと思う。でも、勿論、世間は親に家族に責任を問う。世間は、殺人鬼を世に送り出したと、責め続けるだろう。兄弟がいれば、娘は縁談は無理だろうし、就職もかなり難しくなる。家族はこの先、とてつもなく生きて行き辛くなる。親父さんもどんな顔して職場に行けばいいのか。職場によっては辞職を迫られるだろうし。本当にとんでもない災難だ。自分らが育て、一緒に暮らして来た息子のせいで。
ごく一般的な普通の家庭に育ち、この事件の犯人と同じように、孤独感を持ち、疎外感や不満やイライラを抱きつつも、毎日過ごしている人間は、この日本国中では多分、すごくいっぱい居るんだと思う。こういう本当に馬鹿馬鹿しい、残虐な行為は、頭の中に描いてみるだけの人間も、けっこう多いと思う。ただ、やるかやらないかは全く違う。現代に限らなくとも、昔から、世の中そのものに対して漠然とした恨みを抱いている人間なんて、数多く居ただろう。どうして、俺はあたしはこう、人生がうまく行かないのか。自分の生まれながらの容貌も才能も、親も育った家庭も境遇も、社会も神様・仏様をも恨み憎む者は、これまでの日本で多分、ものすごい数の人間が居たと思う。世の中がなくなってしまえばいい、と思った者も多いだろう。多分、ヤケクソに、数多くの人間を殺してまわればスカッと気持ちが良いに違いない、と想像した人間も数多いだろう。でも頭の中で想像するのと、やってしまうのは全く違う。天と地との差がある。
現代の世界中には3万発から5万発といわれる核兵器が有り、これの全部の殺人能力は、人類を60回全滅出来るだけの力があるという。今、目の前にこのボタンがあれば、押してしまいたいと思う人間も、実際、けっこう居るんじゃないかと思う。案外、多そうな気がする。この加藤智大という男も、目の前にボタンがあれば押してるんじゃないか、と思う。
絶望して、硫化水素ガスで自殺しようとする人間も居れば、このアキバ事件犯のように、爆発的にとんでもない大量殺戮を考える人間も居る。
後で知ったんだけど、殺人犯・加藤の家は4人家族で、両親は智大が子供の頃から非常に教育熱心だったんですね。智大が思春期・青年前期になった頃から、両親の仲が悪くなり、一家が核家族化したらしい。現代の少子化の家庭では、親の期待が数少ない子供に一心に集まる。親が注ぎ続ける、相当に重苦しい愛情と期待。二、三年前くらいだっけ、奈良の医師宅での少年が、異常に教育熱心な父親が居ない間に、家に火を放ち、継母と腹違いの妹を焼き殺した事件。あれを思い出した。仙台だったか、教育熱心な母親を高校生の息子が殺した事件。・・・・・・・・・・・・・・・・
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