「PLUTO -プルートウ-」
このところ通勤途中の車内では、ハイヴォリュームで「Joy」「Hapiness!!!」「DreamLand」の3曲を続けて何度も繰り返し聞いている。どれも今めっちゃお気に入り、イイ曲ばかりだ。「ドリームランド」は新曲で、「ハピネス」と「ジョイ」はほんのちょっと古いかもだが、3曲ともノリノリでとてもイイ曲だ。最高。「ドリームランド」のヴォーカル、ユキの声は最高に良い。張りがありしかも美しい。このヴォーカルにはワシも惚れ込んだ。前曲のヒット作、「オアシス」「サンライズ」もとても良かったが、この新作ヒット「DreamLand」がまたすごく良い。長らくコカコーラのTVコマーシャルのバックで流れていたが、その時からお気に入りであったが、なかなかリリースされなかった曲。美しいヴォーカルとチコのラップの絡ませも抜群に良いですね。ジャパンポップスでは新しいスタイルで成功している曲だと思います。ん、イイッ。
同じユキさんでも、元ジュディマリのユキさんの「Joy」も、リリースは今年2月くらいでヒット時からは少し経ちますが、TVの歌番組やラジオで掛かっていたのを、ああー良い曲だなー、とか思っていましたが、こうして今、毎日車内で何度も何度も聴いていますと、改めて良い曲ですねー。前の、「プリズム」も初めて聴いた時、ああー良い曲だなー、って感動しましたが、「プリズム」も「ジョイ」も良い。木村カエラさんも新曲であるボーダフォンのCM曲の「リルラリルハ」よりも、こっちの「ハピネス」の方がずうーっと良い曲。新曲としてももうちょっと経ってしまいましたが、「リルラリルハ」も悪くないけれど、やっぱ出来は前シングル「Hapiness!!!]の方がずっと良いですね。せつせつとハイティーンの女の子の心情を、ビートの効いた曲に乗せて歌い上げている。曲調が良いです。好き。まあ、音楽なんて個々人の好みなんでしょうが。
元ジュディマリのユキさんも、独特の声音で張りのある声量で歌い上げるし、Bennie-Kのヴォーカル、ユキの張りがありなおかつ美しい声量のある歌い上げと、やっぱ二人ともヴォーカリストとして、プロですね。すごい。しっかし、ワシはBennie-Kのユキの歌には惚れ込んでしまった。実に美しい歌声。
この「MP3」というのが音楽の圧縮録音方式で、圧縮するから一つのものにものすごくいっぱい録音できるが、聴くのに音を再現するには、解凍して、それからやっと普通に聴ける。その解凍を行える機器がいる。この解凍を即行う、携帯型MP3プレイヤーというものではRIO社が先駆で、そこからリオカーボンプレイヤーとかいう商品が出ているらしい。このMP3とはもともと映像の圧縮方式MPEG-1の音声部分の圧縮に利用される圧縮技術だったらしい。それがCD並みの音楽再現が出来るから音楽用に利用されている。
僕もよく解らないのですけど、アップル社のアイポッドの技術というのは、どーもこのMP3とは違うものらしい。いや、そうでもないのか。アップルコンピュータ社が開発したiTunesというソフトを使って作成したAAC、MP3、waveファイル等の形式の音楽ファイルを最大1万曲以上も保存再生する事が出来る、携帯音楽プレイヤーがアイポッドという事です。すごい!今や街行く若者は誰も皆、このアイポッドミニを首にまるで緩いネックレスの如くに掛けています。大人気!。低迷気味だったアップルもこの新開発の音楽機器で巻き返しました。
僕が面白いと思ったのは、従来の販売音楽CDからパソコンを使って同じような音質のCDを別に作り出せる事から、不正音楽CD作成販売や不正配信を防ぐために、2年位前から各レコード会社がCCCDという企画の音楽CDを発売するようになったのですが、このコピーコントロールCDというやつはパソコンで普通に録音再生が出来ない。ゆえにコピーCDの作成が出来ない。不正防止効果がある。ところがここに来て、アイポッド他の携帯音楽プレイヤーの大流行です。CCCDでは今大人気の携帯音楽プレイヤーに対応出来ない。メリットデメリットを考えると、各レコード会社もCCCD不正コピー防止機能が足かせとなるので、やむをえずこのCCCD製造を取り止めざるをえない。東芝EMIやエーベックス等に取っては皮肉な展開となった訳ですが、これも文明の進化進歩の結果ですね。いやー、こうやって経済というのは進んで行くんですねー。文化文明の発展に合わせて、こうして経済というものが進む。僕は恥ずかしながら、この歳になるまで経済というものがさっぱり解らないまま来ましたが、何か目からウロコ、みたいな感じで軽く感慨です。
電電公社がNTTになった折、僕のその当時の友人なんかも新たなNTT株買って、僕なんかにも「買った方がいいぞ」なんて株の事なんてほとんど解らないくせに勧めたりしてましたが、実際その当時、僕は株なんて全く何も知りませんでしたし興味もありませんでした。株知識は今も同じようなものです。アメリカや韓国では、小学生の授業から株の事を学ぶそうで、現実生活に密着している教育だな、と思います。小中学の教育カリキュラムに入っていれば、嫌でも何らかの株知識は覚えている。僕みたいにイイトシして株知識は皆無なんて事にはならないし、実際、アメリカの株式会社は市民がみんな少額づつ株を持っていたりしてるんですよね。そういう仕組みは、日本とはちょっと違うのでしょうけど。日本の今の小中高校の授業では、大人の社会の事なんて全く解りませんよね。高校大学でアルバイトを始めて、まあ少しくらいなら徐々に解ってくる。何か、日本の義務教育の授業ももっと現実社会に即した授業を教えた方がいいような気がする。それこそ裏側まで。社会の仕組み、裏表、世間、世渡りまで。でないと、実社会に出て受けるショックが、けっこう大きい少年少女って多いと思う。そういう意味では学生時代のアルバイトって必要ですよね。
漫画ですが、アイポッドの件でパソコンの事、書いたからなあ。パソコンで、コンピューター関係。十年近く前の「ゴルゴ13」のお話の中で、パソコンのソフトが、ゴルゴ13を自分の敵と思い込み、インターネットのネット網を使って、ありとあらゆる攻撃をゴルゴに仕掛けてくる、というものがありました。もうその漫画は手元にないし、細かい事は忘れたけど、何か天才プログラマーが作ったソフトが何かの偶然でゴルゴ13を勝手に敵だと思い込む。確か最後はゴルゴがこのソフトに行き着き、ゴルゴがソフトの元のパソコンデータを消去して話は終わる。そんなものでしたが、その時、僕がはたと気がついたのが、そうか電子頭脳というものは、ハード部分とソフト部分があるんだという事でした。
「鉄腕アトム」という漫画の主人公のロボットは人間のように考えるロボットとして昔から有名ですけど、あれもよく考えると人間が作った機械としては、人間みたいな唯一の個性というより、先ずハード機械が出来て、それにフロッピーやロムに詰められたデータを入れてやると、鉄腕アトムという機械が何体も出来上がる。需要があればアイボみたいに大量生産できるし、また鉄腕アトムの性格や思考能力はデータのみとしてCDロムで売り出されるかもしれない。バージョンアップするんなら、新規改良ソフトの鉄腕アトムⅡとかⅢにアップグレード出来る。だってそれだと人間だってクローンなら同じジャン!と思うかもだけど、もし同じクローンでも人間は成長過程で個性が出来るものであるし。まあ、アトムという機械の電子頭脳に学習機能があり、いわゆる成長が出来るならまた話は別か、複雑になりますが。僕は、ロボットといえど、やはり機械であり、物だと考えるので。ロボットヒーロー漫画やアニメでは、主役ヒーローロボは必ず一体ですが、本当は機械のロボットだから大量生産出来るんですよね。アトム本体を買って来て、ウインドウズやマックOSみたく後で別売りソフトを入れてやる、というふうになる。
以前からよく考えるのは、ロボット技術がものすごく発達して、人間そのものみたいなロボット=精密アンドロイドが出来上がると、例えば有名美人女優みたいな女性アンドロイドが出来て売り出されれば、男はみんな自分のいいように性格をインプットして側に置き、結婚なんてしなくなるんじゃないかな、というものです。人間の女性みたいにわがままを言わない。勿論これは女性側からもある事で、女性はみんなやっかいな人間の男なんて側に置かず、トムクルーズやジョニーデップみたいな美形男子型アンドロイドを超優しく性格インプットして、思いのままに家で飼う。こうなると子供がもっと、いよいよ少子化が進む、どころか全く出来なくなるから国家が国策として試験管ベビーから育てて行く。国の養育施設で。勿論、育てるのは保母保父ロボットです。
何やら、ちょっとゾッとするような未来の怪奇物語みたいになってしまいましたが、え~と漫画です。という事で、お話の流れから、今回はズバリ「鉄腕アトム」。で、往年の日本漫画文化を代表する名作「鉄腕アトム」の中でも、64年か65年頃の作品で、シリーズ中一番の人気があったお話。それは「地上最大のロボット」の巻ですが、その「地上最大のロボット」の、現在の漫画家を代表する才気あふれる俊英、浦沢直樹が描いたリメイク版「鉄腕アトム‐地上最大のロボットの巻より~」の、タイトル「プルートウ ‐Pluto‐」です。リメイクの新作は敵役の方が主題の「プルートウ」なのです。
前々回のこれも、浦沢直樹さんの作品「モンスター」でしたが、僕、はっきり言って、浦沢直樹さんの漫画、好きです。浦沢さんは中堅どころというよりももう巨匠の域にいるのでしょうね。一番有名な作品はやっぱり、「YAWARA -やわら-」かな。浦沢さんの絵が好きですねえ。70年代終わりから80年代初め頃の作品、「パイナップルアーミー」なんて好きでしたねえ。「モンスター」の前の作品、「マスターキートン」も面白くて好きだった。浦沢さんの作品は、だいたい原作付きの漫画が多かったのですが、「ヤワラ」や「ハッピー」みたいなオリジナルストーリーのものもけっこうある。あ、そうだ、サスペンス物のヒット作、「モンスター」もオリジナルストーリーですね。
新作になる、「プルートウ」は原作付きといえばそうかも知れないけど、その原作者はもうだいぶ前に他界されている。「原作付き」というより、やはり「リメイク」と呼ぶ方が正しい。生前、「僕の漫画は記号です」と言っていた、漫画の神様手塚先生ですが、確かにもう漫画そのものの「鉄腕アトム」等は記号的な登場人物達を動かしてストーリーを編んで行っているのでしょうが、リメイクされた浦沢さんの作品は、劇画となっており、「鉄腕アトム」に比べて「プルートウ」はもっとずうーっとリアルでシリアスで物語の雰囲気は暗く重い。「鉄腕アトム」はつい、単純なヒーロー漫画として正義のロボットが悪いロボットをやっつけて終わり図式に見てしまいがちですけど、リメイクされた「プルートウ」はやたら細かく描かれていて、確かにこれは単純なヒーロー物ではなく、悲劇なんだな、って解る。
漫画家浦沢直樹さんも、全18巻という大長編のオリジナルのミステリサスペンス作、「モンスター」を描き抜く事によって培われた創作力が、今回の「プルートウ」を第一級のSFサスペンスに仕立て上げている、というところでしょうね。
「ロボット」という名詞の語源は、カレルチャペックという確か東欧の何処かの国の昔の作家が、1920年に書いた戯曲「R・U・R」の中で初めて使った言葉で、奴隷の意味が入っている言葉だそうですが、「アトム」の「地上最大のロボット」の話の中でも、悪役ロボットのプルートウは、ご主人様の人間にとにかく他の強豪ロボ達と戦い抜いて世界一の強力ロボとなれ、と戦闘奴隷ロボと義務付けられます。そして、世界の強いロボット達に無理やり挑んで、相手を破壊し続ける。まあ、強者バトルの勝ち抜き戦方式の漫画ですね。このストーリーの根幹は浦沢さんの新作「プルートウ」も全く同じです。その、プルートウの各地の相手の一人に、日本のアトムが居る。これも同じ。ただ、新作の方では、アトムはもう全く日本人の普通の子供の姿で描かれている。ちゃんと服も着ているし。頭も普通に子供の髪。しぐさも普通に子供っぽい。
元作「地上最大のロボット」の中では、プルートウ以外は、登場ロボット達は極端に奴隷としては描かれてはいません。アラブの王様みたいなご主人様の側近の科学者が、プルートウの生みの親で、実はこの人もロボットだと後で解るんだけど、奴隷といえばこの科学者も奴隷ですね。だいたい、手塚先生の「鉄腕アトム」の物語には一貫して、ロボット=奴隷、という反人種差別の思いが描かれていますね。ロボットという被差別者が民主主義を勝ち取るというものが一方のテーマとして流れている。
新作「プルートウ」は、通常版のコミックスの他に、豪華愛蔵版が出ていて、これがカラーページがふんだんなB5版特大サイズ、1964年のアトムシールを完全復刻して新たな浦沢直樹描き下ろしのプルートウシールと合わせて、当時の明治製菓マーブルチョコレートの紙包みケースの中に納められ、これが特別付録として付いている。このおまけのシール欲しさにわざわざ高い漫画本買う、レトロマニアってやっぱけっこう多いんだろうなあ。僕は確かにレトロ漫画は読みたくてたまりませんが、シールやオモチャなんてものにはあんまし興味はないなあ。
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