「軍鶏」 - シャモ -



この劇画はね、以前は双葉社の週刊漫画アクションに長期に渡り連載され、コミックスも双葉社から19巻まで出たんですが、途中で、週刊漫画アクションが休刊してしまい、やむなくお話途中で休載となり、大長編格闘劇画「軍鶏」は、19巻の内訳が幾つかのエピソードに分けることが出来ますが、最後の新たな展開で尻切れとんぼのまんま、作品は長く再開は見られなかった。当時、格闘漫画大好きな僕なんか、もう続きが読みたいのにィ~、と残念がっていたものです。

ところがしばらくして「軍鶏」のコミックス新刊が出た。2冊同時に出た。迷わず即、買って読みました。今度は、双葉社でなく、講談社から発売されていた。格闘巨編大作劇画「我狼伝」を刊行しているKCです。KCでは今までのActionComicsの時の装丁とはがらりと変えて、続編を新刊行していた。

お話も、双葉社19巻の終わりの時の続きとは思いにくい、新たな展開になっているようだった。アクションコミックス無視して、新たなるエピソードで再開か?と疑いましたが、今、最新刊23巻まで読むとキチッと続いていました。連載の方も、講談社の隔週刊漫画誌イブニングで毎号掲載されています。前1~19巻もメチャ面白い内容の、ダーク格闘漫画でしたが、新たな展開もまた、最高、面白いです!KC20~23巻、絶賛発売中。
えと、これで、終わらずに内容。格闘劇画なんですけど、一言でダーク格闘劇画。主人公がまともなヒーローじゃない。何せ、物語の最初から、親殺し!ですよ。その後、少年院へ。そこで空手と出会う。その空手が、普通の健全スポーツ、空手道じゃない。相手を倒すだけの凶猛空手。「道」は無い。言わば武術のダークサイド版ですね。そうして会得した武術空手を使って喧嘩格闘に明け暮れて、やがて宿命の最大のライバル、菅原直人と出会う。このあたりは当時人気最高潮の新興格闘技K-1とシンクロしてますけど。調度、K-1が出て来て人気がどんどん上がり、国際的格闘技試合スポーツ興行として世界的に人気が上がった頃ですね。

この「軍鶏」は作画はたなか亜希夫さんですが、原作は橋元以蔵さんとなっています。橋元以蔵さんて、ちょっと古くなりますけど、あの「スケバン刑事」のⅡとかⅢで、脚本を書いていた作家さんではないでしょうか?もともとはTVのバイオレンスものとか活劇ドラマの脚本家なのでは?と思うけど、違うかな。しかしこの「軍鶏」も異色の格闘技劇画で、なかなか今の時代に魅力的なストーリーで迫っています。(やはり、『スケバン刑事Ⅱ』の脚本を書かれた作家さんでした。橋本以蔵さんはとても多くのドラマ脚本を手掛けられている名脚本家で、映画の監督作品も何本もあるエンタティンメント創造の才人です。)
そして今の「軍鶏」のお話は、新展開新局面で、菅原直人潰れた後、新たなる光側のヒーローに、国際的バレエダンス界からの転身の超美男、タカハラ・トーマが出現し、光対闇の戦いが、チーム・トーマ対番竜会黒道着衆という、グランドクロスという格闘技イベントにおいてチーム対抗戦となり、新たに血しぶき上げる徒手空拳戦争が行われ始めています。初めは、ナルシマ・リョウに取っては敵サイドにあった番竜会も、ここに来ては黒道着衆として一時味方チームとなりました。

「軍鶏」は、雑誌イブニングでは、二大格闘技劇画として、「餓狼伝」と共に絶賛連載中。



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