●漫画・・ 「いじわるばあさん」




僕が子供の頃、青島幸男さんは喜劇役者というか、コントをやるコメディアンとして好きなTVタレントだった。勿論、幼少時、「シャボン玉ホリデー」は毎週見ていた。「泣いてたまるか」というコメディタッチであり、泣かせるシリアス味も持ったドラマが、毎週やっていて、確か隔週リレーのように、交替で渥美清さんと青島幸男さんが主演していたように思う。この、お話が毎週一回完結する連作、連続TVドラマ「泣いてたまるか」も、僕は渥美清さん主演の回は、あまり熱心に見ていなくて、大好きな青島幸男さん主役の回はいつも見ていた。まだよく憶えているお話が、犬が神様のはからいで人間になるヤツ。犬が人間になり、人間社会で生活するのだけど、理不尽なひどい目にばかり合い、その人間パートを青島幸男さんが主演していた。もうこりごりで、最後に元の犬に戻るのだが、人間を皮肉に風刺したドラマだったように思う。




青島幸男さんの訃報を聞いたのは今月、ついこの前のことで、12月の20日に惜しまれつつお亡くなりになった。正に才人。才気溢れるマルチなタレント。本来の「才能」という意味でのマルチタレント。大学院在学中からコントやバラエティの台本を書いて出発。まだまだ黎明期のTVの世界でマルチに大活躍。放送作家ばかりでなく、コメディアン、役者、司会、プロデューサーみたいな仕事までこなしていた。作家としては何と小説で直木賞まで獲得。そして、反骨精神を見せていた国会の参議院議員。政治家としては都知事にまでなった。本当に頭の良い人だったんだと思う。多才。政治家としてはどちらかというと、反政権的に皮肉り揶揄し風刺して、権力をつつく側で輝いた人なんではないかなと、僕は思う。だから都知事などという立場に居るよりは、あくまで野党サイドからとして、政権与党などの権力サイドを突き上げる方がよく似合っている、反骨の人だったという気がする。



「いじわるばあさん」の漫画は、「サンデー毎日」誌上に1966年から71年まで連載。姉妹社からの単行本は全部で6巻まででまとめられてましたね。僕は「サザエさん」は何冊かしか読んでないけど、この「いじわるばあさん」は6巻全部読んでます。僕にすれば、新聞連載で続いた生活漫画「サザエさん」より、数倍面白かったです。TVドラマの「意地悪ばあさん」て何回か、シリーズ分けで、断続的に放送されてるんですね。67年の回、70年の回、71年の回、81年の回。僕が見ていたのは最初のシリーズで、67年から69年まで続いた分。あとは単発のスペシャルものもあるらしい。途中で、青島幸男さんが参議院議員選挙に立候補した為、降板して、古今亭志ん馬とか高松しげおに主役を交替しているらしい。

21日からのTVの報道番組では、都知事や国会議員も務めた有名人なだけに、26日の本葬後まで、そしてその後も、今年の重大ニュースの一つとしてだとか、毎日青島幸男さんの死を惜しむニュースが流れ、石原現都知事他有名芸能人等のインタビューの話等を映していました。調度同時期に、僕に取ってはムーミンの声の人、としてが一番印象深い、柴田錬三郎原作のTV時代劇ドラマ「御家人斬九郎」で主人公役の渡辺謙のグルメの母親役を好演していた、岸田今日子さんも亡くなられて、またお笑いブームに乗ってやっとメジャーの片隅に片足掛けたばかりで、大病を患い、一年の闘病を経たが虚しくも悲しい結果となった、漫才コンビカンニングの竹山の相方、中島さんの 死もあり、悲しいニュースばかりが続き、また今年は秋頃には、少年時代プロレスが大好きだった僕には印象深く残っていた、馬場や猪木の兄弟弟子のプロレスヒーローの一人、原爆頭突き大木金太郎さんの訃報も聞きました。そんな寂しいニュースの中でも、僕に取って一番大きなのはやはり、子供の頃や少年時代に面白く楽しいTV番組で慣れ親しんだ、青島幸男さんの死かな、と。寂しいですね。

という訳で、06年最後の今回の「Kenの漫画読み日記。」の記事は、大晦日アップになりますが、20日の青島幸男さんの訃報を受けた形で、青島幸男さんといえばすぐに思い出す、あの頃の人気コメディ番組「意地悪ばあさん」だけに、カテゴリ分け60年代漫画作品で、お題「いじわるばあさん」としました。手塚治虫先生が亡くなられてからこっち、僕が子供の頃、刷り込みのように脳に刻まれた、当時のサブカル文化で時代を作り、まるで一つの文明のように時代を進めて来た、偉大なたくさんの才人たちが、ぽつりぽつりと一人、また一人と物故されて行っている訳なんですが、青島幸男さんも僕に取っては政治家としてよりも、「シャボン玉ホリデー」に代表される面白いTV番組を作り続けて、あの時代にサブカル文化の、大袈裟な言い回しですけど、一つの文明みたいのの、一側面を作り、見せて楽しませていただいた、ということで、忘れ得ぬ偉大なクリエイターだったな、と思います。僕のごく個人的見解ですけど。寂しいですね。

で、ね。今回はホントは、カテゴリ分け映画にして、最近見た映画作品、いくつかのことを書き込む記事にしよう、と思っていて、最初、アントニオ・バンデラスとキャサリン・ゼタ・ジョーンズ主演の「ゾロ」続編、「レジェンドオブゾロ」の記事を書き込んだのですけど、続いて書き込むつもりの「サイレン」や「悪 -WARU-」、「スーパーマンリターンズ」等の記事を、書き込むまでに及びませんでした。ファンに取っては不意に来た、青島幸男さんの死についても、僕は何か文を書きたかったし、年を越すよりも年内に書いた方がいいと思って。で急遽、「いじわるばあさん」についてのブログ記事を書きました次第ですね。だから、この下に続く記事は、実は一番最初に書き込んだ文です。







調べたのですが、僕が幼少時に見たアメリカのTVドラマの「怪傑ゾロ」は、アメリカの1957年制作のテレビシリーズですね。僕が見たのって、63年か64年頃だろうか?当時は裏番組で同じ時間帯に、同じく輸入のアニメ「ポパイ」がやっていて、年の離れた兄が「怪傑ゾロ」を見たがり、僕が「ポパイ」を見たがって、よく喧嘩をしていました。「アランドロンのゾロ」が1974年。スティーブン・スピルバーグ制作の「マスクオブゾロ」が98年。今回の続編「レジェンドオブゾロ」が2005年ですね。新シリーズ「ゾロ」は両方、監督はマーティン・キャンベル。アントニオ・バンデラスはスペイン人俳優。もともとスペイン映画に出ていたが、92年からハリウッド映画に出演しだした。今はもう、超一流のハリウッド俳優ですよね。

という訳で、ワタクシの拙文ブログ記事を読んでくださった多くの方々、2006年中は、こんなサイトの書き込み記事を読んでくださって、どうもありがとうございました。2006年内はお世話になりました。迎える2007年が皆様に取ってとても良い年でありますように。2007年もよろしくお願い申し上げます。「Kenの漫画読み日記。」主人、Ken-mortima。

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