●漫画・・ 「黄色い手袋X」





18日の午後からの秋田署の会見では、既に米山豪憲君殺害で逮捕されている畠山鈴香被告は、大きな泣き声を上げながら、実子彩香ちゃん殺害について自供し、警察は連続児童殺害犯として再逮捕するそうです。今のところ、川に魚を見せる為に橋まで連れて行き、帰るのを嫌がりダダをこね始めたので、橋から突き落としたと、殺人の衝動性をアッピールする供述をしているようです。でもどーも、いろいろな見地から、計画性殺人の可能性も強そうではあります。マスコミもそういうニュアンスを含ませたコメントを多く入れて報道しているし、警察も今現在の被告の供述を全面的に信じて結論付けている訳ではないようです。同じ殺人でも、衝動性か計画性かで罪の重さは変わって来る。まだまだこの捜査は続いて行くようです。それにしても恐ろしいものですね。隣の殺人鬼。9歳、、彩香ちゃんは、近隣の証言から、母親から児童虐待やネグレクトを受けていたようです。そんな正に鬼のような母親を信頼して庇っていた、優しい女の子綾香ちゃんが不憫でなりません。

ちょっと昔の話になりますけど、深夜のタクシーに乗ったときに、運転手さんが話していたこと、深夜時間帯によく水商売の女性を帰宅に乗せるが、幼い子供を託児所に預けてそれを引き取り、家路に着く仕事帰りのホステスさんも多い。運転手さんは感心して言ってました。ホステスしながら一生懸命、子供を育てている。女の人のたくましさはすごい、と。女の人のその強さには男は適わない、と。その時僕も、そうですねえ、と同意しました。それを思い出しました。エロオヤジの身包み剥いでケツの毛までも毟り取っても、子供を豊かに育てようとする、女の人のパワーはすごい。僕は本当に女の人の子供を守る力は、並大抵のパワーではない、と思い続けていました。その思いが根底から覆される事件ですね。自分の身内が死んだ時、事故ではなく事件であれば、上限が1千万以上もある何がしかの給付金の制度もあるそうですね。被告はそれを知っていて、まとまった金欲しさの犯行ではないのか?という説も出ているようです。信じられませんね。鬼子母神でも、他所の子供をさらっては喰らい、していたけど、我が子を誘拐されると狂ったように動転し、自分の子供を返してくれるなら以後、他所の子はさらわないと誓ったという。この被告の行状は、鬼子母神よりもどのくらい劣るか解りません。しかも、一度事故死に決まった綾香ちゃんの死を、警察の目を殺人に向けさせる為に、豪憲君を殺害した可能性の疑いまである。殺人鬼といっても、鬼でも、よしてくれ、俺達でもそんなひどい事はしないと、辛亥に思われそうです。

動物でも、鳥でも魚でも、自然界では親は子を本当に一生懸命育てます。親は子を守る為には自己犠牲的に動きますよね。身を捨ててでも、子を育ててる。美しいなあ、って思います。9歳、彩香ちゃんはまだ幼児ですよ。お母さんを信じて一生懸命です。被告も、こんな優しい娘だったら、将来、自分の力になったでしょうに。精神面、物量面で支えや力になってたかも知れません。9歳の彩香ちゃんも、7歳の豪憲君もどんな素晴らしい将来が用意されていたことか。どんなふうに人生を感動して生きて行ったか。幼児が死ぬという事は悔やまれることが大きいものです。しかし、このところの悲惨な事件を考えると、子供は10代後半や20代前半で親兄弟をバットや金槌で叩き殺し、寝ている間に家ごと火を付け焼き殺し、今回のようにまさかの事件で、幼少時の子供は母親に殺される。やりきれませんね。育児ノイローゼなどや、病的な理由の幼児虐待もあるようですけど、この畠山被告に限っては病的な兆候は全然、見受けられなく思える。しかし、病的な理由の幼児虐待に関しても、とにかく児童虐待というものは全て、自治体や周囲、世間が、何とか対策を万全に考えなければいけない大きな問題ですよね。



66年の雑誌「ぼくら」に連載された「黄色い手袋X」は、5月号の「こころの宝の巻」を皮切りに、例月号1作短編読みきり(第四話『電気人間の巻』は中篇で、このお話は4回続きました)で、全5話が連載されました。少年マガジン連載版の本編「黄色い手袋X」長編作は、今までに何度もコミックス単行本化されて来ていますが、この短編作品はこの度初めて、漫画ショップより「外伝」としてまとめられて初単行本化されました。ここに「こころの宝の巻」以下全短編作が収録されています。ヒーロー「黄色い手袋X」は、宇宙人やサイボーグやロボットではなく、あくまで人間の覆面ヒーローで、月光仮面の正統派ヒーロー性を踏襲した、悪人でも殺さない、正義の味方です。武器は、伸縮自在で金属警棒にもムチにもなる、電撃能力のあるステッキ1本です。当時子供だった僕は、「ぼくら」でも「少年マガジン」でも正義の覆面ヒーロー黄色い手袋Xの活躍にワクワクしたものです。


(※『こころの宝の巻』の中の、鬼子母神のエピソードは、仏陀が鬼子母神の末子を隠して鬼子母神を戒める、という解説になっています。)



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