Kenの漫画読み日記。

餅賢次の新旧漫画情報と懐古(郷愁)他雑感

○じじごろう日記。 2007-12

mochi-kenji

Photo_4 ○恋人たちのクリスマス


☆恋人たちのクリスマス - All I Want for Christmas Is You


じじごろう: うまい、うまい。


ハチくん: おいしいね。


ジャック: ああ、うめえよ。あと、チキンもどっさりあったよな。


ハチくん: 土管のとこに置いてるよ。僕も貰おう。けど、犬は鶏肉の骨には気をつけなくちゃね。


ジャック: 解ってるって。しかし、こうケーキばかり食うと、甘くって喉が渇くな。噴水の水飲んでから、チキンをご馳走になるかな。


ハチくん: 僕もそうする。しかし、じじごろうさん、よくそんなにケーキばかりを食べれるね。もう4ホールか5ホール目じゃないの?甘くて胸焼けしないの?


じじごろう: 馬鹿者。こうやってケーキをたらふく食べれるのなんて、年に一度のことなんじゃ。しかし、毎年のことじゃが、クリスマスの次の日は良いのう。素晴らしいわい。


ハチくん: 人間も毎年、クリスマスケーキをいっぱい残すね。チキンもたくさん残ってたし。


ジャック: 人間は作り過ぎだよな。売れるのを見越していっぱい作ったんだろうけど。何処もいっぱい捨ててるからもったいないな。まあ、俺たち犬は、どっちかっつーと肉の方が良いけどな。


ハチくん: 肉料理もあったよ。二丁目の商店街のポリバケツにあったんだ。持って来た牛豚料理は、土管の中に置いてあるよ。


ジャック: おう、さすがはハチ。


ハチくん: あれ、じじごろうさん、何処行くの?


じじごろう: あちこちの路地に、まだいっぱい、残ったケーキを出してあるじゃろが。あれをいただきに行くんじゃ。


ハチくん: まだケーキを拾いに行くの?まだ何個も、土管の裏にあるよ。


じじごろう: 馬鹿者。余って出してあるものは全部、貰って来るのよ。もったいないじゃろが。置いといて、正月までずっと食べるんじゃ。保存食じゃ。


ハチくん: いくら季節柄寒いといっても、生クリームはいたむよ。ああ、そうか。じじごろうさんなら半月経った生クリームでも大丈夫だね。


ジャック: じじごろうの消化器は、俺たち野良犬も参りました、と尻尾を巻く、すごい丈夫さだからなあ。さすがは乞食のかがみだよ。


じじごろう: 何じゃと!馬鹿者。リヤカーか一輪車はないかな。さあー、山ほどケーキを拾って来るぞいっ!メリーメリーメリークリスマス!じゃ。しかし、イブイブの3日後は素敵じゃのう。



Photo_5 ○♪風になる


じじごろう: つじあやのという歌手の歌う、「風になる」という歌は良い歌じゃのう。何だか、ほのぼのした気分で良い感じじゃ。だんだんと、じわじわ元気が出て来るような、良い歌じゃ。久しぶりにワシも、ピュアーな気分で音楽を聴けたわい。殺伐としてギスギスした、この汚れた社会の、世知辛い世の中で空気を吸っておることを、しばし忘れさせるような、うん、実に良い歌じゃのう。


ハチくん: 相変わらず大袈裟な言い回しだね。つじあやのさんは知らなかったの?もう随分前から歌ってる人だよ。その、じじごろうさんが感激してる曲の、「風になる」だって確か2002年のヒット曲だよ。まあ、大ヒットでもないけど、あのスタジオジブリのアニメ映画、「猫の恩返し」の主題歌で、みんなに親しまれている息の長い曲だよ。


じじごろう: 何?2002年の曲じゃと?ちーとも知らんかったな。スタジオジブリだろうが何じゃろうが、ワシは電波漫画は見らんからな。つじあやのなんて歌い手も、ワシは全然知らんかったわい。


ハチくん: 電波漫画って、TVのアニメのこと?宮崎駿率いるスタジオジブリの作品は、だいたいが長編の劇場用アニメだよ。「猫の恩返し」の監督は森田宏幸って人だけど。つじあやのさんはねえ、京都出身のシンガーソングライターで、メジャーデビューは99年だね。二昔くらい前のフォークソングを髣髴とさせる、独特の曲調は、ゆったりした心地良いものが多く、聴く人をちょっと幸せな良い気持ちにしてくれる。老若男女、幅広い層から愛される、独自の位置を持つ歌手だね。今、29歳くらいなのかなあ。


じじごろう: そうか、成程。しかし、おまえは、そんなどーでもいい事柄を、よく知っとるな。じゃがこの、「風になる」という歌は良い歌じゃぞ。ホントに、聴いておると何だか、ちょっぴり幸せな良い気分になってくるわい。この世知辛い世の中で毎日傷つきながらも、懸命に生きておる皆さんも、これを聴いて、元気を出してもらいたいものじゃ。


ハチくん: おっ、じじごろうさんもたまには良いことを言うね。ダテに歳は取ってはいないね。歳取り過ぎだけど。でも、じじごろうさんのような超年寄りな、身寄りのない孤独で汚い、ミイラ怪人か魚の干物のような、生きているのが不思議なくらいの、まるでゾンビお化けのような、醜く禿げさらばえて、不潔な生ゴミ爺ィの、裸でふらふら歩いている変態乞食の、ホームレス怪人が、毎日明るく元気に生き抜いている、ということは、全国の貧しい人たちに勇気を与えるよね。


じじごろう: えらい言われようじゃが、ちょっと言い過ぎじゃないか?


ハチくん: いやいや、これくらいでいいんだよ。この現在日本の格差社会の中で、日本国民の貧富の生活区分を、上とか中の下とかいうふうに分けると、じじごろうさんはもう、下の下の下下下の下くらいの最低のトコに居るじゃないの。倒産したりリストラされたり、仕事がなかったり、貧しかったり、多重債務を抱えていたり、ホームレスになってしまったり、生活苦で生きて行くのが困難で辛い思いをしている人たちは、現在の社会にはたくさん居るけど、じじごろうさん程の桁外れのド貧乏は他には一人も居ない。そんなこんなで、貧しく毎日の生活にあえぐ多数の大衆が、じじごろうさんのような下の下の下の超下層民を見ると、安心して希望を持てるんだよ。自分たちはあそこまで落ちぶれてはいない、って。要するに、じじごろうさんの存在そのものが、大衆に生きる勇気をを与えるんだよ。じじごろうさんは日本の下層庶民の希望の星なんだよ!


じじごろう: そ、そうか。これは褒められてると、喜んでいいのかのう‥。何やら随分とけなされているような気もするのじゃが‥。


ハチくん: 何を言ってるんだよ。気のせいだよ。じじごろうさん、もっと自分に自信を持って。日本の輝ける乞食の星として、ホームレス街道を敢然と突き進んで行ってよ!格差社会の最底辺に居る下層庶民の、明日の希望と元気のために、頑張ってこれからも、力強く明るく生きて行ってよ。じじごろうさんは日本の貧民層の太陽だ!


じじごろう: んー、ちょっと言い過ぎなんじゃないかのう‥。そこまでワシを、星だとか太陽だとか、誉めそやしても‥。何だか恥ずかしい気持ちにもなって来たのう。


ハチくん: 何言ってんだよ、じじごろうさん。日本を代表するホームレスの乞食として胸を張って、堂々と、この荒廃した日本社会を生き抜いて行ってよ。毎日、生きて行くのに大変な思いをしている大衆に、勇気を与えるためにも。


でも、ホント、つじあやのさんの「風になる」って、みんなに元気をくれる良い歌だよね。